執筆屋 趣 / Simple Sentences

ライティングサービスを提供する「執筆屋 趣」のブログです。サービス説明に加えて、マーケティングなどのノウハウ系記事を書いていきます。

【記事制作フローを完全公開】ライターになりたい方、必見です!

どうも。執筆屋 趣の久保です。

先日とあるクライアントの担当者様から「記事制作ってどういう流れでしてるの?」というご質問をいただいたんですね。

お答えするとともに理由を尋ねると、「将来的に自分でも制作したいと考えており、参考にしたかった」とのことでした。

そのとき「同じように考えている方も多いのでは」と思ったので、今回は僕が記事を制作するときのフローやノウハウを中心にお話していきます。

これからライターをやってみようかな、という方は是非一度お読みください。

 

Contents

 

記事制作のフロー

始めに僕がどんな流れで記事を作っていくのかを説明したいと思います。

■ステップ①:記事テーマとターゲット・キーワードのヒアリング

まずお客様から

・どういうテーマの記事をご希望なのか
・どういうキーワードで検索されたいのか(ターゲット・キーワード)

の二点をヒアリングさせていただいています。

例えばテーマでいえば「マンドリンについて」や「採用ブランディングについて」という感じですね。

キーワードは「マンドリン オススメ曲」とか「採用ブランディングとは」のようにいただきます。

キーワードについてご指定のない時は、キーワードプランナーやGoogleトレンド、ラッコキーワードなどのツールを活用して僕の方で設定します。

 

■ステップ②:上位サイト分析

次にターゲット・キーワードをGoogle検索にかけて、上位10サイトを分析します。

・構成(タイトルと見出し)
・ディスクリプション(検索結果が表示されるとき、タイトルの下に出る説明文)
・使っている関連キーワード、共起語
・どこまで関連テーマを網羅しているのか
・どこまで深く掘り下げて解説しているのか
・どういう読者層に向けたコンテンツになっているのか 

といった内容をサイトごとに確認しています。

追加でターゲット・キーワードをGoogle検索した際に一番下に表示される「他のキーワード」、いわゆるGoogleサジェストもチェックしています。

 

■ステップ③:構成案作成

上位サイトを分析することで、「どういった読者のどんな検索意図に応えるためのコンテンツが上位表示されているか」などが見えてくるので、それらを参考にして仮タイトルと見出しによる構成案を作ります。

このとき注意しているのがあくまで参考にするという点です。
そのまま上位サイトと似たような記事にしてしまっては、良いコンテンツとは言えませんからね。

「どういう読者のどんな検索意図に応えているのか」という点は参考にしつつ、他のコンテンツと差別化できる要素を考えて作成していきます。

差別化の方向性として主に以下の3つがあると考えています。

①広さ、②深さ、③分かりやすさ、です。

具体的に言うと

  ・広さ:競合コンテンツよりも広範囲にわたって情報を提供する
  ・深さ:競合コンテンツよりも詳細に解説する
  ・分かりやすさ:競合コンテンツよりも分かりやすく伝える

というような感じで差別化を図っていきます。

差別化の方向性を踏まえて構成案を作成する過程で、記事に取り入れたい関連ワードや共起語も決めることが多いですね。

 

■ステップ④:取材

読者と構成を決めたあとは情報収集、いわば取材を行います。
インタビューすることもあれば、ネット上で集めることもあります。

ここでは前項で決めた構成を肉付けしていくイメージで必要な情報を集めていきます。

最初は箇条書きで、見出しについて書きたい内容をざっと集めていく感じですね。

構成がないと余計な情報まで集めてしまうなど、取材の効率が落ちてくるので、構成⇒取材という順序は徹底している大事なポイントですね。

 

■ステップ⑤:執筆

ここまで来てようやく執筆に入ります。

執筆作業は取材のところで箇条書きしていた情報の順番を整えて、つなぎ合わせ、読みやすく加工していくようなイメージです。

基本的に1つの記事を書き終えるまで一気に執筆するスタイルを取っていますね。 

一度書き上げた初稿はそのまま納品することなく、翌日読み返して誤字や脱字のチェックなどの校正作業と、より分かりやすく伝えるため文章自体を修正していく推敲作業をして、はじめて納品へと至ります。

 

記事制作において大切にしているポイント

ここからは僕が記事制作するときに大切にしている点を3点ご紹介したいと思います。

■記事制作の大切なポイント①:必要最小限の文字数で書く

主張したいテーマを分かりやすく伝える上で、必要最小限の文字数を意識して執筆するようにしています。

文字数が多くなればそれだけ読了までの時間が長くなります。

内容が伴ったうえで長くなるのであれば仕方ないですが、ただただ文字数を稼ぐためだけに、冗長な表現をすることはお勧めしません。

 

シンプルに、最小限に。

 

ライティングにおいても、この2点は重要だと考えています。

 

■記事制作の大切なポイント②:フィードバックをもらう

誤字や脱字のチェックは何度も繰り返しチェックしたり、音声読み上げを活用したりして防ぐことはできますが、読みやすいかどうかの判断は自分一人では難しいものです。

自分で書いた文章は、当然自分の論理で展開されているので、どうしても読みやすいと感じてしまうんですね。

そのため自分ではない誰かに読んでもらい、「他社の視点から読みやすいかどうか」のフィードバックをもらうことを大切にしています。

 

■記事制作の大切なポイント③:SEOを意識しすぎない

記事は読まれなければ意味がありません。

そのためSEOを考慮することはとても重要です。

とはいえあまりにもSEOを意識しすぎて構成や内容に違和感が出たり、アレもコレもと関連の話題を詰めすぎたりするようでは本末転倒だと思っています。

 

想定読者に負荷をかけず、求められている情報を分かりやすく書く。

 

この大前提を大切にしています。

 

まとめ

今回は記事制作という仕事にフォーカスして、僕がどんなことをしているかをお伝えしました。

この記事が皆さんの記事制作の一助になれば嬉しいです。